今年の6月に4周年を迎えたお饅頭屋さん。
おいしいお饅頭だけでなく、南良原さんの人柄にひかれて多くの人が集まるスポットになっています。
栗寅饅頭
はためく紺色ののれんをくぐり店の中に入ると、焼き型の中に鎮座するお饅頭たち。店名のとおり、コロンとした栗のフォルムに寅の模様が目を引きます。
定番のあずき、栗入り、あん抹茶、かすたぁど、チョコレートに加え、出会えたらラッキーという、あんかすたぁどや白玉入りなどがあり、どれも中身がしっかり詰まっています。
この他にも、焼きいもやアップルかすたぁどなどの期間限定商品もあるそう。
生地はしっとりもちもち。独自配合の粉のお陰で、冷めても硬くならず、冷凍をしておけば電子レンジで温めていつでも美味しく食べられます。
そんな利点を活かして、出雲と松江には冷凍した栗寅饅頭の自動販売機もあります。
お邪魔した月曜日はちょうど小豆を炊く日。店内はなんとも言えない甘い香りが漂っていました。
圧力なべの中のつやつやの小豆を特別に味見させてもらいました。
北海道産2種類を調合したこだわりの小豆は、まだ砂糖を入れる前でも、小豆本来のやさしい甘みを感じます。
これが一番美味しいという南良原さんの言葉にも納得です。
お店を開くきっかけ
実は南良原さん、学生時代から大田で甘いもの屋をやりたいと思っていたそう。
大人になり様々な経験を重ねる中で、敷居が低く、みんなが気軽に来られる居場所のようなお店を作りたいと考えるようになり、栗寅をオープン。
現在は娘さんと従業員さんの3人でお店を切り盛りされています。
「メニューを考えたり、作って焼いてというのがただ楽しい。買ってくださる方がおられて、美味しいって言われたらもう二重丸!」
南良原さん自身が楽しんでいるからこそ、多くの人が安心して立ち寄れるお店になっています。
4周年を迎えて
「この節目は、リセットじゃなくってまた次のステップアップ」とお話された言葉通り、簡易な施設で食品を調理・販売を行うための露店許可も取得済みなので、最近は大田市だけでなく、県内各地のイベント販売にも力を入れておられます。
そのため、栗寅のファンは地元だけでなく、遠くからわざわざ買いに来る人も少なくありません。
今後も色々なイベントに参加して、たくさんの人に食べてもらいたいと話されていました。
栗寅について
「その日の気分が焼き上がりにも影響してくる。しかめっ面で作っても美味しくないから、私がニコニコしたてたら大丈夫!根拠はないけどね」と笑顔でお話しされる南良原さんが印象的でした。
発掘スタッフも、以前から個人的に大好きな栗寅のお饅頭。
差し入れやお土産にもぴったりなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
テイクアウトはもちろん、オリジナルコーヒーと一緒にイートインもできますよ。
〇栗寅
住所:大田市大田町大田末広ハ20
TEL:0854-82-3414
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日(祝日は営業)
駐車場あり
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