大田で頑張っている方を発掘するコーナー『おおだの素敵な人特集』今回は、大田市駅駅長 長畠 悠治郎さんをご紹介♪
JRのお仕事ってどんなことをしているの?働くうえで大切にしていることは?などなど詳しくお届けします。
お仕事内容について教えてください。

業務内容については、大きく分けて2つあります。
①部内に関わる様々な業務
大田市駅として、石見福光駅~波根駅までのエリアを受け持っています。
大田市駅は、少人数の駅であります。(※駅員は5名)そのため、協力して駅業務を遂行できるよう日々注力しています。
(大田市駅のみ管理していらっしゃるのかと思っていたので、周辺の無人駅エリアも担当されていることにびっくり)
・列車のお出迎えやお見送り
・勤務管理、案内対応(切符の発売や列車の時間を調べることもよくあります)
・綺麗な駅を維持できるよう、社員一丸となって清掃を実施!!(受け持ちエリアの除草も!)
・温泉津駅での『トワイライトエクスプレス瑞風』が停車するため、お客様のお出迎えや駅長として歓迎の挨拶もしております。
②地域に関わる業務
・地域イベントにも多く参加
地元の皆様と共に、大田市を良くするための会議やイベントが様々な場所で開催されており、参加しています。その際、地元の皆様から沿線に関わるご意見等も頂戴し、参考にさせていただいています。
1日の流れについて教えてください。
特に決まった流れはありませんが、基本的には8:30~17:15までの勤務となります。
その中で、当日のスケジュールによって駅内で業務または部外へ出かけたりしています。


この仕事に就こうと思った理由は?元々鉄道に興味があってこの仕事を選ばれたのでしょうか?
残念ながらもともと鉄道に興味があった訳ではありません。就職活動で当社を選んだのも、大きい会社であることから安定しているだろうという浅はかな考えでした。
ただ、思い返してみると実家から列車(廃線となった三江線)を見ることができましたし、小中学生のころは列車に乗って近くの町まで遊びに行ったりもしていましたので、身近な存在ではありました。そういったことが相俟って、潜在的に鉄道に対する印象が良かったのかもしれません。
長畠さんは、様々な場所で勤務があると伺いました。今までで働いた勤務地の思い出はありますか?
これまで、神戸、京橋、浜田、米子、松江、大田の各エリアで働いてきました。やはり、その土地ならではの異なる良さがあり、全ての場所に愛着があります。今では、もともと田舎育ちの影響かわかりませんが、のどかな山陰エリアがとても落ち着きます。
お客様に喜んでいただくことを嬉しいと感じた「神戸」勤務時代
就職して、いくつかコースがありますが、私の場合は、乗務員コース(基本、駅員→車掌→運転士の順で進んでいくもの)に就きました。
最初の勤務地「神戸」でみどりの窓口を担当していた時のこと。
ある神戸マダムから、接客をほめていただいたことがありました。仕事を始めてまだ間もないこともあり、自分ではそれほどできていると思っていませんでした。そのため、評価していただいたことがとてもうれしく感じ、仕事の励みになりました。
「あなたが居ないときは切符を買いに来たくないな~」と、まるでご指名のようなお声も頂戴し、お客様と接するこの仕事は、1+1=2ではなく、3や4、それ以上にもなる仕事なのだなと。
確実に1+1=2の仕事をすることも大切ですが、どうしたらもっと喜んでいただくことができるのか、その先を目指したい!と考えるきっかけにもなりました。
運転士となり、さらに上を目指し別の部署へ
そして、「京橋」では車掌時代を過ごし、運転士として「浜田」に帰ってきました。
本来、このまま運転士を続ける人が多い中、もっとお客様に喜んでいただきたい!という思いが強くあり、それには、もっといろいろなことを学び生かしたいと考え、商品や観光、CS(※Customer Satisfaction(お客様満足度)の略)といった業務の営業課がある米子支社へ。
観光の仕事は、一見華やかに見えますが、9割は地元との調整など地味な仕事も多く、良い先輩や上司にも恵まれ、たくさんのことを学びました。
そして大田市駅へ!駅長として勤務
大田市駅駅長として赴任し、約半年が経ち「大田市には魅力あるものがとても多い」と感じています。石見銀山や大あなご、温泉は有名ですが、それ以外にも人や食、自然、文化など魅力満載の地であるという印象を受けました。
まだまだ知らないことも多いと思いますが、色々な交流を通じて更に魅力を知り、多くのお客様にお越しいただけるよう努めてまいりたいと思います。
鉄道に乗る時間、旅行などおすすめの楽しみ方を教えてください。

長畠さんお気に入りの車窓風景
私がオススメする列車の楽しみ方は、車窓の景色(特に海)です。乗車する際は、ついつい海を眺めてしまいます。
多くのお客様は、列車を移動手段の1つとして利用されていらっしゃるかと思いますが、車窓に癒されながら安心してご利用いただければ大変嬉しく思います。

長畠さんお気に入りの車窓風景
大田市エリアでは海の近くを走行する箇所が多くあります。
車窓からの美観がご旅行のワンシーンとして思い出に残り、また来たいなと思っていただければ非常に嬉しく思います。
好きな列車はありますか?

約1年前に津和野駅でSL山口号を見た時、その存在感に圧倒されました。蒸気機関車ならではの漆黒の車体に、そこから出る黒煙や音。そしてSLにご乗車いただいていたお客様の笑顔。さらにそれを歓迎する地元の皆様の表情が非常に印象的で、純粋に鉄道の良さを再認識させていただきました。
一見鉄道とは関係なさそうな業務(「実は○○も業務ですよ」のような)などありますか?
実は、というようなものになるか分かりませんが…
社内制度で国内の大学留学ができたり、他企業との合同研修があったりします。
その他にも、JR西日本グループとして不動産開発で駅ビルにも関わりがあり、ホテル業など鉄道以外の分野にも携わっています。
2026年 大田市駅では何がありますか?

今年の3月15日(日)に大田市駅の隣接駅である静間駅の開業100年を迎えるイベントや、来年には石見銀山が世界遺産登録されてから20周年と発見500年の節目を迎え、今年はプレの年となります。
世界経済へ影響を与えた石見銀山、自然や街並みの情緒、景観が維持され続けてきたことなど、大田の魅力をお客様に感じていただきたいです。
国内外問わず、より多くの方にお越しいただけるよう大田市一体となり準備を進めています。
(大田市駅に来たぞ!と実感していただける内容を考え中とのこと♪楽しみですね)
少子高齢化や過疎化、高速道路の整備化が進み、鉄道の利用減少を懸念しておりますが、世界遺産の地へ鉄道を利用しお越しいただければ幸いです。
最後に一言お願いします!

鉄道や駅とは、毎日の通勤通学で当たり前に必要なもの。
また、旅行の際は「目的地までの手段として利用する」という方がほとんどです。
大切なのは、当たり前に時間通りに列車が来て、スムーズに目的地までお送りすること。そこに無意識の心地よさを感じていただければ幸いです。
サービス面では、行き先の乗り場がわからない、列車の中で何か忘れ物をしてしまったなどお困りのお客様に遭遇した際、機械的な対応をするのではなく、親身に寄り添ったサービスを提供できるよう心がけていきたいです。
大田市駅へ来て良かった!また来たい!と多くのお客様に感じていただけるような駅を目指して頑張ります!大田市駅の社員はユニークな方も多いですので、お立ち寄りの際はお気軽にお声掛けください!

大田市駅について

大田市駅
住所:島根県大田市大田町大田
〇JR西日本列車運行情報サービス
https://trafficinfo.westjr.co.jp/
〇JR西日本公式アプリ「WESTER」
Apple Store
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