温泉津町シェア文庫がオープン!本と人にめぐりあう家「本と舍(あらか)」

シェア文庫「本と舍(あらか)]正面素敵なお店特集

島根県大田市温泉津町にシェア文庫「本と舍(あらか)」がオープンしました。
温泉津温泉街を少し路地の方へ入ったところに、藍染の暖簾が風に揺れています。

図書館内の本の並んでいる様子
本と名前を記入すれば宿泊している宿や自宅にも連れて帰ることが出来るそうです。
返却は縁側に設置された返却箱に。

本は星の数ほどあって好みや読み方もさまざま。
地域の人が選書したコーナーもあります。
本屋が市内に無くなった今、選ぶこともままならない今、こんな個性的な私設図書館があることは選択肢が広がって面白いなと思ってしまいました。

足元には細かくなった石州瓦の廃材が敷かれてじゃりじゃりと音を立てます。
靴を脱いで階段を上がるとそれぞれ違う棚が壁に設置されています。
集まってきたのは、小説やコミックなど内容は幅広く、美術大全集から建築、陶芸、貴重な地域資料、昔の写真など様々。背表紙を眺めているだけでちょっとわくわく。

図書館内の階段

図書館内のソファー席

今まで足を止めることが無かった路地に緩く人が集まります。
本と人にめぐりあう場所。地域と人がつながる縁側。
温泉津には新しいお店がたくさんできて素敵な場所も増えました。
ここもそんな場所のひとつになりそうです。
取材に行った日も西田さんとフランス人の青年が何やらお話し中。縁側の足元の鉢に飼われている亀に挨拶する近所のおばちゃんもいました。

縁側に座って見上げると愛宕山神社に繋がる階段。
その階段を上がると温泉津の温泉街や港が一望できますよ。

中心から少し離れて違う視点でディープな温泉津を
久しぶりの人にも、初めて訪ねてくる人にも。
のんびりゆっくり。
風と時間が流れる町を感じてみてはいかがでしょう?

図書館のルールについて記載されている用紙

本と舍(あらか)について

図書館正面の暖簾
住所:島根県大田市温泉津町温泉津ロ95
営業時間:9時〜17時
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