重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』 ~平田本陣記念館へ

素敵な人特集

2023年「パラアートTOKYO第10回国際交流展」でジュニアパラアート賞を受賞した高校生重谷一甫(おもたにはじめ)さんに会いに行ってきました!
平田本陣記念館で開催されている「重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』」。一甫さんは可愛らしい笑顔で迎えてくれました。

原画展の様子

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』

石見銀山を題材にした「時空を超えた銀の旅、石見へ」は、最盛期の石見銀山の町、観光名所、間歩の様子などが重谷さんの生み出したキャラクター「マルちゃん」によって楽しく描かれています。
絵の中には、マルちゃんが坑道を照らすところやサツマイモを栽培する様子がなども見られます。
たたら製鉄の様子を描いた最新作「たたらの里~雲南に息づく鉄の記憶~」は日本古来の製鉄の様子がいろんな働きをするマルちゃんを通して見られます。

この企画展には県外からもマルちゃんファンが訪れていました。
「実際に原画を見ると細部までこだわってストーリーも伝わりました。お会いしてみると柔らかい雰囲気と重なるところがあってくるのでとても感激しています」と話されていました。

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』

絵を描くことなどについて重谷さんに聞いてみました

いつから絵を描いていますか?

小さいころから描いていますがマルちゃんを描き始めたのは中学生になってからです。
放課後デイサービスで描いているときに、色々な人との縁がつながりました。

マルちゃんのキャラクターについて

元々はお団子、だんごちゃんから来ています。景色を描いている時にマルちゃんを使うようになりました。表情に気をつけたり誰かと話しているような雰囲気を見せたり、話の内容を考えながら書いています。

描く時に気をつけていることはありますか?

色がなるべくかぶらないように、重ならないように色合いに気をつけています。
アルコールペンで専用の紙に描いています。
紙によって仕上がりも違うのですが、100均のはがきに描くのも好きです。

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』

イメージはどうふくらませていますか?

資料を見て空想より現実に近いものを描きたいと思っています。
そのため、石見銀山も間歩や町並みも歩いてきました。
たたらの里も実際に行って、菅谷たたらの見学を見せてもらいました。
描き始めると早いのですが、調べることや構想にかける時間の方が長いです。

これから描いてみたいテーマがあれば教えてください

食べ物関係、和菓子とかスイーツなど、ちょっと描いてみたい気持ちがあります。
大きい絵にも挑戦してみたいです。

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』

これからの活躍がお会いしてさらに楽しみになりました。
11月8日(土)に行われる「世界遺産石見銀山東京マルシェ」でも絵画展やサイン会、特製ファイルプレゼントなどが企画されています。

重谷一甫さんについて

雲南市加茂町出身。2008年(平成20年)生まれ。小学校6年生のときに発達障がいの診断を受ける。幼いころから親しんできたイラスト制作に取り組んでいたところ、縁あって東京の大手企業のカレンダーなどに作品が採用される。 これをきっかけに、2023年「パラアート東京 第10回国際交流展」で《夏祭り》がパラアートジュニア賞を受賞。翌2024年「パラアート東京 第11回国際交流展」では《時空を超えた銀の旅、石見へ》が入選し、同年に大田市で初の個展を開催する。独自の感性と視点から生まれた癒しの空間「マルちゃんworld」は、多くの観覧者を魅了している。

【チラシより引用】

おもたに はじめ アートギャラリー powered by BASE
発達障がい認定された方で、絵画、イラスト分野で突出した能力をお持ちの方がいらっしゃいます。 株式会社パラドリームは、展示会開催、作品・グッズの販売を通じて、作者が社会とのつながりを深め、将来の道を拓いていくことを支援しています。

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重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』について

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』

重谷一甫原画展~心に響く癒しの『マルちゃんワールド』
開催場所:平田本陣記念館
住所:島根県出雲市平田町515番地
開催期間:2025年9月20日~10月26日

 

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