有機農業で頑張る若手農家さんを取材!島根県大田市長久町FARM SHIMIZU

FARM SHIMIZU素敵な人特集

大田市長久町のFARM SHIMIZUさんに行ってきました!
圃場の一部がちょうど国道から見えて、まるでパッチワークのように見える畑の様子が印象的!

農業を始めたきっかけ~有機栽培、苦労話など伺ってきた様子をお届けします。

農業を始めたきっかけ

大学生の頃からこっちに戻って仕事したいという気持ちは元々ありました。
25歳で発症した病気をきっかけに、Uターンして農業の道へ。
ふるさと定住財団のUIターンフェアに参加し、最初は農業とは考えていませんでしたが後継者問題、耕作放棄地などをかえってチャンスと捉えました。
二つの農業法人で仕事を学び、令和3年に独立し、現在は長久町を中心に米や長ネギなどを栽培しています。

有機栽培について

人より変わったことがやりたいと有機栽培を始めました。
法人にいたころ有機栽培ということを初めて聞いて、有機栽培の初年度の田んぼは草の手入れが大変だということですが、特に首都圏では興味を持たれる方も多いそうです。

有機栽培とは、化学的に合成された肥料や農薬を使用せず、自然環境に配慮した農業のことです。日本では「有機農業の推進に関する法律」に基づき、以下の3つの原則を満たす必要があります。
1. 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと。
2. 遺伝子組換え技術を利用しないこと。
3. 環境への負担を出来るだけ低減
FARM SHIMIZU
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大変なこと

とにかくお金のやりくりですね。土地も借りてようやくお金も得られるので、面積がないと売上の計画も立てることができません。
私は認定新規就農者という認定を受けているので補助や助成金もありますが、それ無しで始めると助成金がないので、設備とか施設もそうですし、肥料なども全部先行投資になるので機械も自腹となってそこはやっぱり大変です。

嬉しかったこと

ありきたりですが関東圏に野菜を出した時に、取引先の方に美味しいと喜んでもらえることですね。スーパーや仲卸など間に入っているベテランの方からも、どんどん出してくれとか、誉め言葉を直接聞けるので。そこにつきますかね。

農業に必要な資格も取得

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農業始めてから資格を取ったものは、色々あります。
トラクターなどで公道を走る時には農耕者限定の大型特殊の農耕者限定特殊免許。
ラジコンの無人ヘリコプター。フォークリフト、クレーンがついたユニック車。
農薬を扱うので毒劇物の取り扱責任者なども取得しています。

これからやりたいこと

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この土地の田んぼを維持して、利益を出して売り上げの見込みが立てば人を雇って法人化して、食べることという意味でも地域を守るという意味でも一緒にやる仲間を増やしていきたい。
結構大変だし、まだその憧れられるほど実績を作れてないですけど、総合的に見て楽ではないですけど楽しい、気持ちとしては圧倒的に楽にはなりましたね。
若い人に楽しいからやろう!みたいなことを言えるようにって。若い時からやった方がいいと思っています。

取材を終えて

ニュースでは農業などの第一次産業の現状が厳しいと伝わっていますが、
こうやって若手の農業者さんにお話を聞くと、楽ではないけど皆さん生き生きとされて楽しいというようなことを聞いたりもします。
取材したのはちょうど田植えの時期で、水面にきれいな景色が映っていました。
これから農家さんの仕事は大変だと思いますが収穫の時期までが楽しみです。

FARM SHIMIZUについて

FARM SHIMIZU
住所:島根県大田市長久町
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